生協PCを買う前に!情報系に進む大学新入生にむけたPCのススメ(2019年度)
大学に進学すると,生協から
「学科推奨パソコンどうですか〜」
ってチラシ来ますよね.
「あれってどうなの?」
「生協のPCはぼったくり?」とか
とか思う人多いと思うので簡単にまとめてみます.4年間快適に使う前提で書いてます.
中の人も情報系でWindows,Mac両方でプログラミングしてるので公平に書いてるかな,と思いたい*1.
あと,非常に長いので時間がある人以外は,「まとめ」と「まとめのまとめ」だけ読むといいかな.
学科推奨PCがMacの場合
まとめ(Mac編)
素直にMacを買ってください!たとえSurfaceでもwindowsは買わないほうがいいです!
個人的な意見として,
- 生協推奨がMacBookPro以外の場合は個人で買ったほうがいい気がします.4年使うとなると性能面で若干怪しい.
- MacBookProの場合はどちらでもいい.保証重視なら生協で.性能,価格重視なら個人で購入するべき.
- MacBookProのTouchBarなしは2017モデルです(2019/02現在).実質1年型落ちなので気にする人は注意(CPU性能が2018の7割くらいです)
また,個人で買う場合はAppleCare+に入ることをおすすめします*2.最近のMacは壊れやすいとの噂をきくので...
個人的なオススメ(Mac)
個人的なオススメは,AppleStoreで
- メモリ16GBにカスタマイズしたMacBookPro 13インチ(2018,TouchBarつき)
- AppleCare+(有料の追加保証)
を買うのがいいと思います.
壊れなければ確実に4年間使えます.高いけど.
生協と量販店 保証面での比較
生協のほうが手厚いのは確かですが,差額考えるとどっちもどっちかなと感じるので各自判断してください.個人的には4年同じPCを使うつもりなら入るべきかなと思います.
なぜならば,万が一壊れた際Macは最大で10万円の修理代がかかります.
中古で買い直すとしてもMacはいい値段する*3ので,僕は有料保証に入ったほうがいいと思います.逆に4年間使わないなら入らなくてもいいかもしれない...です.
生協の保証
- 4年間の保証.
- 修理代はパソコンが真っ二つになっても5000円くらい.
- 修理するとき,代替機貸してくれる.
- ただし,修理代の上限金額が毎年低くなるので要注意
3つめの上限金額についてですが,例えば3年目で全損して修理代が20万の見積もりになっても,生協が修理代として出してくれる金額は5万円までになります(無論大学によって異なると思いますが).この場合,差額を自腹ではらうか再購入の補助金として受け取るか選択する必要がある.
ということです.いつでも何回でも5000円で直せるわけではないという点は要注意です.
- Appleは3年間の保証
- 修理代は画面割れまたは外部筐体のみの修理料金:11,800円(税別)
- それ以外の修理料金:33,800円(税別)
- 真っ二つになったら流石に保証対象外.買い直しになります.
- 修理できるのは3年間で2回まで .
- 詳細は以下リンク
共通点として,
- Appleでも生協でも,キーボードにコーヒーをこぼした時は保証対象になる.
- 画面を割った場合でもどちらも対象.
- 無料で直せるわけではない
という感じです.
学科推奨がWindowsだけ,もしくはWindowsがメインの場合
推奨PCがWindowsだけど,Macを使いたいなーって思ってる人
Windowsが推奨の学部の場合,Macを使いこなす自信がなければMacは買わないほうがいいです.
OSが違うと,ふとしたところで躓きます.
例えば,Wifiのつなぎ方,ソフト(アプリ)の違い,キーボードのちょっとした違い,学生支援システムが使いにくい*4とか...
ただ,Macに憧れがあり,ちょっとしたことでは挫けないならMacを買ってもいいと思います.あるいはiPhoneアプリを作りたい人もMacを買ってもいいのではと思う.
一応Macの上でWindowsも動きます*5が,初心者は敷居が高いのであまりすすめられないです.
まとめ(win編)
個人的な意見になりますが,
という感じです.
個人的なオススメ(Win)
スペック良くわからない人のためにいくつか紹介します.
実際に触ったわけではないので責任は取れないですが,スペック的には問題ないのを選んでます.
生協PCと同等スペック
価格重視なら海外メーカー一択です.10万円切ります.
ちょっとお金ないって人はこれくらいのを買えばいいんじゃないんですかね.
生協PC以上のスペック
保証さえ無視すれば生協PCより安くていいスペックですし,保証をつけても同じくらいの価格なので,個人的にはこれくらいのを買ってほしい.
LG ノートパソコン gram 965g/Core-i7/13.3インチ/Windows 10/メモリ 16GB/SSD 512GB/Thunderbolt3/ダークシルバー/13Z980-NA77J
- 出版社/メーカー: LG Electronics Japan
- 発売日: 2018/09/14
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る
すごく軽いのに安いです.
高級感があり,いい感じのスペック.
Surfaceがいいなら
みんな大好きSurface.ドヤれます.
2 in 1タイプ.こっちのほうがSurface感あるよね.
生協PCと同じのがいい,あるいは国内メーカーのPCがいいなら
ウルトラモバイルPCに限れば,国内メーカーでも海外と比べてすごく高くというわけではないんです.
TOSHIBA V82シリーズ
一部大学では推奨PCになっています.(筑波大とか)
少し安い上に性能が1.5倍くらい違うので 生協PCと一緒がいいけど生協で買いたくない人はオススメ.
V72シリーズも同様です.
富士通が推奨PCの場合は
富士通の軽いやつ
レッツノートも一応紹介しますが,これを買うなら生協PCか別のPCを買うべきです.
他にもLenovoのX280とかDELLのXPSシリーズもおすすめです.
生協PCと他のPC 価格面での比較
推奨PCと同じ機種で比べた場合
生協PCと同一筐体の同一スペック*6で比較した場合,
- レッツノートの場合,生協PCの金額はわりと妥当です.
- 保証を考えるとむしろ安いかも
保証を考えると逆にいいかもしれないけど,レッツノートって壊れにくい(=保証を使う可能性が低い)んですよね...その点を考えると少し微妙かも?
- その他国内メーカーの場合,生協PCは少し高いです.
- ただし,保証を考えると悪くない
スペックをメモしてそれ以上のものを買ってもいいと思います.
ただし,軽いPCを買ってください.安いからといって15インチの買うと持ち運び苦労します.
もちろん,4年間でパソコンを壊す自信があるなら生協PCはおすすめです.パソコンを食べたりブーメランで遊ぶ人なら生協PCは買いです.
売っているすべてのPCと比べた場合
同一スペックで比べた場合,どのメーカーと比較しても生協PCは明らかに高いです.保証を加味しても高いです.
なので,皆さんが生協PCがボッタクリというのもわかります.
でも同じもので比べないと可愛そうだと思うんですよね...(機械的なスペックでは同一なのはわかるんですけどね)
生協PCと他のPC 保証面での比較
4年間同じPCを使うならば保証はあったほうがいいです.
ですが,万が一壊れたときは割り切って新しいPCを買い直すという考え方もありです.
あるいは7~8万円のPCを2年で買い替えという考え方もありかもしれないです.
ですので,保証が必要かどうかは各個人で判断するべきだと思います.
生協の保証
生協の保証は以下の通りです.
- 4年間の保証.
- 修理代はパソコンが真っ二つになっても5000円くらい.
- 修理するとき,代替機貸してくれる.
- ただし,修理代の上限金額が毎年低くなるので要注意
3つめの上限金額についてですが,例えば3年目で全損して修理代が20万の見積もりになっても,生協が修理代として出してくれる金額は5万円までになります(無論大学によって異なると思いますが).この場合,差額を自腹ではらうか再購入の補助金として受け取るか選択する必要がある.
ということです.いつでも何回でも5000円で直せるわけではないという点は要注意です.
量販店などのPCの保証
量販店などのPCの場合
通常1年保証で水濡れなどの過失は対象外ですが,追加料金を払うことで水濡れや液晶割れに対応できる延長保証に入ることができます.
例えば富士通ですが,直販の場合,ワイド保証サービスというのがあります.
[富士通WEB MART] PC保証アップグレードサービス : 富士通パソコン
これは,水こぼしや落下による破損・損傷でも無料で何回でも修理できるサービスです.これは生協よりもすごいです.
他社でも同様のサービスがあるので生協と比較するのがいいと思います.
また,量販店でも同様のサービスがありますが,会社によって上限金額や免責事項が異なるので確認した上で加入することをおすすめします.
まとめると,
- 延長保証に入らない場合は生協PCの保証はすごい
- 追加料金を払って延長保証に入った場合は生協の保証と殆ど変わらない
- 代替機の貸し出しサービスは生協のメリット
- いっそ壊れたときは買い直すという考え方もあり
という感じですかね.
まとめのまとめ
今まで長々と書きましたが,箇条書きで簡単に言うと,
推奨PCが
いずれか1つでも当てはまる場合は,生協PCはおすすめできません.
スペック面が問題がない場合は
- 大学の生協PCは基本高い.ただし,レッツノートは比較的良心的な価格.
- 追加料金を払うことで,生協の保証とほぼ同様のサービスが受けられる保証もある.
- 2回以上修理に出すかもしれないなら生協PCはオススメ.
だと思います.
僕の意見ですが,気に入ったPCを買ったほうがモチベーション上がると思うんですよね.推奨PCかそれ以上のスペックのPCを買えば何でもいいんじゃない?と思います.
でも生協PC買う人は結構多いので買うこと自体は悪くないと思います.
スペック面で少し細かく言うと
- 大学の推奨PCとOSは合わせるべき(WindowsならWindows,MacならMac)
- 第8世代以降ののCore i5 or i7 Uモデル(モバイルで性能いいCPU)を買うべき
- メモリは最低8GB,できれば16GB欲しい
- SSDは256GB,多ければ多いほどいいがHDDは☓
- 重量は軽いほうがいい,目安は1.3kg以下(重さは通学の辛さに直結)
- ディスプレイサイズはFullHD,13インチ前後(いわゆるB5サイズノート)
- Officeは学校でくれるはずなので不要(各自要確認).
プログラミングは性能が低いPCでもできるっちゃできます.
ですが,後々IDE(統合開発環境)を使ったりアプリ開発したいなっていうときに性能が低いPCだとまともにできないです.
4年間使うことを考えるといいPCを買ったほうがいいのは確実です.
Raspberry pi でChromium + Selenium でのスクレイピングがうまく行かなかった話
過去にChromium Driverが入らないよーって記事を書いたのですが、かなり簡単になったのでメモ。
sudo apt install chromium-chromedriver
で行けるようになりました!
driver = webdriver.Chrome('/usr/lib/chromium-browser/chromedriver')
でパスを指定して実行すれば動く!いぇい!!!
Headlessモード(バックグラウンドで実行)するには
options = webdriver.ChromeOptions()
options.add_argument('--headless')
driver = webdriver.Chrome(chrome_options=options)
を追加。
Arduino UNOでPythonを使ってシリアル通信をすると再起動してしまう件
ArduinoUNOとPyserialを利用してシリアル通信を試みていた。
が、どうしてもシリアルを送ると再起動してしまう。
Leonardoだと問題なくできるのでプログラムの問題でもないし、本体が壊れているわけでもなかった。
調べるとpyserialはCOMポートを開く際にDTRがLowになり、
LowになるとArduino UNOが再起動してしまうことがわかった。
なので、シリアルオープンのコマンドを
com = serial.Serial("port",9600)
で一行にせず
com = serial.Serial()
com.port = port
com.baudrate = baud
com.timeout = 1
com.setDTR(False)
com.open()
とすることでDTR信号が送られず、UNOが再起動されずに正常に通信できるようになった。
UbuntuにNVIDIAドライバーを入れようとしたらつまづいた話
友人の研究室にお手伝いでたまに行く。
どうやら今回はGTX1060を積んだLinuxサーバーを作るみたい。
だけどnvidiaのドライバーがうまく入らないらしい。
なんで俺に聞くんだと思いつつ、いろいろ試したのをメモする。
しかし、正しい方法はわからないので参考にはあまりしないでほしい。*1
0,今回の環境
OS:Ubuntu 18.04
GPU:GTX1060
1,事前準備
ドライバー削除
dpkg -l | grep nvidia
dpkg -l | grep cuda
すでにnvidiaの何かが入っているかもしれない。
入っていたら
sudo apt-get --purge remove nvidia-*
sudo apt-get --purge remove cuda-*
で消しておく。消した場合はここで再起動。
GUI→CUIに
ログイン状態にしてCtrl+Alt+F1 で,CUI画面にする。
XWindow的なのを止める
$ sudo service lightdm stop
$ pkill Xorg
GUIを提供するサービス?を止める。
止めないと入らない(はず)。
注意:自分はこの方法で止めずに
sudo systemctl set-default multi-user.target
でCUIにしてインストール。インストール後に
sudo systemctl set-default graphical.target
でGUIに戻した。
2,リポジトリ(ppa)を登録
sudo add-apt-repository ppa:graphics-drivers/ppa
sudo apt-get update
3,ドライバーのインストール
sudo apt-get install nvidia-384
本当は390を入れたいが、384が最新であり実質390なので多分大丈夫。
4,確認
reboot
再起動後に
nvidia-smi
多分実行できるはず。
5,CUDAも
CUDA Toolkit 10.0 Download | NVIDIA Developer
- `sudo dpkg -i cuda-repo-ubuntu1804-10-0-local-10.0.130-410.48_1.0-1_amd64.deb`
- `sudo apt-key add /var/cuda-repo-<version>/7fa2af80.pub`
- `sudo apt-get update`
- `sudo apt-get install cuda`
(注意:正しく入るかは未確認)
最後に
この方法のほうがいいかもしれない。
slackware.jp
参考ブログ
以下参考
ThinkPad X240のブート画面ロゴを変更した話
購入したX240、win7だったのでwin10に上げたのですが、ブート時のロゴがwindowsの窓なんですよね。
あれ、いかにもアップデートした感じで嫌じゃないですか。
windows10 boot logo - Google 検索
まさにこれ。
BIOSでもUEFIでもこれが出るの嫌ですよね、じゃあ書き換えられないのかって?
ThinkPadだとこれが書き換え可能なんです。
How to change the BIOS boot screen logo image on Lenovo Laptops
英語だけど詳細な画像つき。
ThinkPadのブートロゴを弄ろう « PC関連 « Tankの暇潰し工作記
説明が簡単だけど日本語。
これらのブログの通りやるだけですが、一応手順を説明すると
1,BIOSのアップデートツールをダウンロードをする
2,ダウンロードしたEXEを開く
3,C:\DRIVERS\FLASH\ランダムな英数字(だったはず)にあるBIOS_LOGO.txtを読む。
4,それに従ってロゴファイルを作成、txtと同じディレクトリに置く。
説明にはないですが、ロゴファイルは10kB未満でないとアップデート時エラーが出る可能性が高まります。
5,アップデート!
— ひー (@pyu666) 2018年9月6日
はい簡単。
注意点としてはLOGO2は完全なEFIブートでないと読み込みがされないという点です。
そのためにはCSMを無効にしたりLegacyBootを無効にしたり(SecureBootは無効でいい)する必要があります。*1
BIOSだとブートがLOGO1が読み込み→windows窓になります。それはそれでいいかもだけど。
*1:言うまでもなくGPTの必要あり
ThinkPad X240を買った
突然ですがThinkpad X240を買いました。
ヤフオクで液晶が汚れていない、割と良さげな個体が出てたのでつい購入してしまったのです。
最近リースアップ上がりが結構出ているみたいで最安だと10k切るみたい。
Core i5-4300UやWindows 10 Pro 64bitなどを搭載したThinkPad X240の中古品が税込24,800円、PCコンフル。 https://t.co/yAAzMEQHvZ pic.twitter.com/4su8Rt1H4Z
— AKIBA PC Hotline! (@watch_akiba) 2018年8月31日
購入したのがこれ
いい子 pic.twitter.com/fRWGPJPX5v
— ひー (@pyu666) 2018年9月5日
ここからWWAN積んだり、*1SSD変えたりBIOS書き換えたりした。
*1:コンフルのはついているが自分のは別ルートなのでついていない
Raspberry pi で chromium+selenium + chromiumDriver が上手く動かなかった話
追記
こちらを参考にしてください。以下古い記事。
4ヶ月ぶりの投稿です。
seleniumとBeautifulSoupを使ってスクレイピングしようと思ったのですが
Raspberry Piで実行するときに引っかかったのでメモ。
Raspberry Pi + Selenium で検索
ほとんどの人が Selenium + Firefox +geckodriver で動くと書いてあった
が、新しくウインドウが開くだけでリンクが開けなかった。
いろいろ調べたものの、
・原因がFirefoxのバージョンアップに伴う仕様変更(しかも大規模更新)
→現時点で動いても、バージョンアップですぐ動かなくなる可能性がある
・動作しても非常に遅い(分単位でかかるみたい)
ことから、一旦保留にした。
Firefoxが駄目ならChromiumを使えばいいじゃない
Chromiumでseleniumを利用している人を見つけた。
基本的にはここに書かれている流れに沿って行う。
ただ、最新バージョンのChromium-driverを入れてしまうと、RaspberryPiに入っているChromiumが古いため動作しない。
ページ内に書かれているリンクだと最新版が入ってしまうので、意図的にバージョンが低いものをインストール。
で、
driver = webdriver.Chrome('/usr/lib/chromium-browser/chromedriver')
driver.get('http://www.google.com/')
すると動いた。